2024,4,11から、
縁あって小笠原村 父島のマメちゃんの口腔内にできた扁平上皮癌をリモートで治療することになりました。
口腔内の上顎、頬にかけて大きな扁平上皮癌に侵されています。
担当医の診察では、
かなり病状が進んでいて、下顎だったら顎切除などの方法もあるけど、上顎はそれは出来ないしなすすべはなく、余命1ヶ月と言われているとのことです。
現在、食欲もあまりなく押し入れに籠る時間が多いそうです。・・・そうでしょう。。様子が目に浮かびます。。
主治医の先生からは1か月の余命宣告されたけど。
目にはまだ力がみなぎって、絶対に克服するぞ!って闘志と決意が満ちています。
頑張ろう!!凛々しい綺麗な顔と元気いっぱいの体を取り戻そう!!
2024,4,5時の写真 ↓
正面から。 下眼瞼から左頬はかなり腫れている。↑
自壊する前はパンパンだったらしい。。
左頬。 脱毛しすでに穴が開いて自壊しかかっていて血液が混ざった漿液がいつも盛んににじみ出ている。↑
口内。 巨大化した扁平上皮ガンが奥から左頬にかけて出来ている。↑
真っ赤に盛り上がり、ガンへの栄養血管も豊富に発達し、活発に発育活動中です。
この状態のまま発育を制しできないなら、まもなく左の頬は自壊壊死し脱落します。
そこまで行かずに虹の橋を渡ってしまうかもしれません。。。
上の黒い十字点は病理組織を採取した後の縫合部と思われます。
それにしても、マメちゃんのお母さん(飼い主さん)は写真撮影が上手ですね~
私が診たい、知りたい3方のアングル(正面、側面、局所)からピントぴったりで撮影し送ってくれました。(猫の撮影はむずかしいです)
判断するのに助かります。
父島は航空便は無く週一の船便しかないらしく、病状を把握しながら滞りなく薬を届けるのに密に連絡を取り合ってやっていく必要があります。
マメちゃんの苦しさを少しでも取ることができ、飼い主さんと1日でも長く生活できることを願います。
もちろん全快を目指します!!